新しいてんかん治療薬ラミクタール

当サイトは新たに開発されたてんかん治療薬、ラミクタールについて解説しています。てんかん治療だけではなく、躁うつ病の維持治療にも効果があるお薬ですので使用される前に必ずお読みください。

ラミクタール画像

新しい抗てんかん薬、ラミクタール

ラミクタールは、わが国では2008年に新しい抗てんかん薬として厚生労働省からの承認を受けた医薬品で、グラクソ・スミスクライン社が製造・販売しているものです。
てんかんというのは、脳の神経の出す電気信号が適切に行われなくなってしまったことによって、手足の硬直、全身の脱力、意識の消失といったてんかん発作が起きてしまうという病気です。
こうしたてんかん発作の症状については、なんらかの薬物によって脳の異常な興奮を抑えることができれば予防することが可能ですので、過去にもいくつかの抗てんかん薬が製造・販売されてきたところです。
ところが、既存の医薬品では患者の7割程度にはたしかに効果があったものの、残りは既存の薬物での治療に対して抵抗を示す、いわゆる「治療抵抗性」をもつタイプであったことから、この分野での新薬の開発が待たれていたところです。
ラミクタールは、てんかん発作のなかでも、脳の一部からはじまる部分発作のほか、脳全体に興奮が起こる全般発作についても有効となっています。
また、成人向けの錠剤のほかに、小児用として有効成分の分量を少なくしたタイプの錠剤もはじめから製造されており、実際に使用成績調査などを行ってみても、小児における部分・全般てんかん発作双方での有効性が確認されています。
ラミクタールは段階的に増量するタイプの医薬品であり、用法・用量については添付文書に書かれているものの、複雑であるため、医師の指導のもとで適切に服用することが望まれます。
なお、このラミクタールについては、皮膚の発疹などの副作用が知られており、適切でない使用による死亡例もありますので、添付文書の副作用の欄をよく読むことが大切です。
この死亡例を受けて、添付文書には用法・用量の厳守、皮膚障害の早期発見などの警告が書き足されました。