当サイトは新たに開発されたてんかん治療薬、ラミクタールについて解説しています。てんかん治療だけではなく、躁うつ病の維持治療にも効果があるお薬ですので使用される前に必ずお読みください。

ラミクタール画像

抗てんかん薬はハイリスク薬?

ラミクタールは、抗てんかん薬としては比較的新しい部類のもので、国際的に見れば1990年からありましたが、日本国内で医薬品としての承認を受けて登場したのは2008年になってからのことです。
てんかんというのは、脳の神経の異常な興奮がもとになって、手足のけいれんや硬直などといったてんかん発作が繰り返し生じてしまう病気です。
てんかん発作にも種類があり、脳の興奮が一部から起きるのが部分発作、はじめから全体で起きるのが全般発作として区別されていますが、このラミクタールは部分発作のすべてと全般発作のなかでも代表的な強直間代発作などに対応しており、守備範囲が広いというのが特色となっています。
ただし、このラミクタールを服用した際の副作用によって死亡したとするケースが発生したため、厚生労働省では注意喚起を行うとともに、ラミクタールの添付文書に警告を付け加えるなどの対策を講じています。
このような事例を見ると、ラミクタールのような抗てんかん薬は相当のハイリスク薬なのではないかという疑念が持たれるのは当然のことといえます。
しかし、この死亡ケースはいずれもラミクタールの定められた用法・用量を守らず、過剰投与したために起きた副作用とみられることから、特に用法・用量の厳守が重要であることがわかります。
そこで添付文書をみると、てんかん発作の予防目的で使用する場合、最初の2週間、次の2週間で投与する量を変えるよう指示があり、段階的に投与量を増加するのが正しい使い方であることがわかります。
また、ラミクタール単独での使用のほかにも、併用療法という他の薬剤との組み合わせの利用も想定して、投与する量が同様に添付文書で指示されています。