お中元の由来と失礼にならない贈り方は

お中元は夏ならではの日本の風習ですが、もともとは道教における中元と呼称された行事のことでした。ここに、祖先を尊敬する考え方を形にする風習が加わることになっていきます。親類縁者に贈るお供えの意味合いが強かったのですが、お世話になった方へのお礼を込めた贈り物に徐々に変わっていったのは江戸時代になってからです。贈る時期は7月の初めその月の末までが多いのですが、今では6月に入ればお中元セールが始まることもあり、6月の末には贈られはじめています。

時期はここに限ったわけではなくて、立秋のころまでであれば暑中御見舞いとして対応しても失礼には当たらず、立秋を過ぎてからでは残暑御見舞いとすれば失礼にはなりません。ここが我が国の懐の広さや深さであると言えます。目上の方あてであれば御伺いとしてのし紙に表記し、御見舞いは用いないほうがよいです。毎年定期的に贈ることが多いとは言え、特別に世話になった方がいるのであれば感謝の気持ちを込めて御礼とのし紙に記します。

中に入れるものは食べ物がほとんどであり、これはもともとお供え物であったからであると考えられます。今では先方に喜んでいただくことを最優先にして、食べ物にこだわらずに探す人も多くなっています。人気があるものには、この時季である夏を感じさせてくれる飲み物や食べ物であり、次に旬の果物や食材であり、それらも用いたお菓子やスイーツが好まれています。暑い夏を忘れさせてくれて清涼を感じさせてくれる麺類にも人気があります。

食べ物や飲み物以外であれば、夏の風物詩や風習をモチーフにした個性的なものをお中元として贈る人もいて、その選択肢も年々増えています。

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